メシマズブログ

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新規事業で直面した11のメシマズ(反省)と13のメシウマ(成功)体験

INTERFIRM新卒プロジェクト

新規事業で直面した11のメシマズと13個のメシウマ体験

 

こんにちは。インターファーム、新卒チームです。

私達は14卒で入社し、営業採用としては新卒第1期生の3人チームです。

 

生活リズムにも慣れてきた入社1ヵ月目の5月中旬・・・

 

“ねぇ、メシマズ写真の共有サービスって面白そうじゃない?”

 

美人上司の何気ない一言から発足した新卒プロジェクト「 メシマズ.net 」

 

営業職採用の私達が、開発・デザイン・広報に分担して0からサービスを立ち上げ、運営まで行いました。

 

そこで感じた11個のメシマズな体験と、13個のメシウマ体験をお伝えしようと思います。

今後、皆さんが新規事業を作るときに参考になれば幸いです。


メシマズ的反省体験記

 

1.目標を完璧に設定しないと、目標は永遠に達成されない 

 私たちが設定した目標は「7月の最終週に10.000PV達成」でした。

その為に取り決めたルールは1つだけ。”自分たちで必要以上にアクセスしない”ことです。

しかし、GoogleAnalyticsで確認する際にfilterページを用意しなかった為(付け方を知らず、勝手には出来ないだろうと調べようともしなかったのです。)結果私達は自分のアクセスも数に入れていました。

自分たちを抜きにして実際に目標達成出来たかどうかは、危うい。

目標設定するのはいいけど、達成基準は曖昧にしない方が良いです。

 

2."報連相"が抜けていて、コンセプトが決まってなかった

 最初に直面した壁がコンセプト定義でした。

 そもそも”メシマズ”って何?マズそうな飯じゃないの?

え、じゃあマズそうな飯ってどんなもの?

 サービスを作っている私達でさえ、個人個人「マズそうな飯」の定義が違った。

 コンセプトを統一化出来たのは既にリリースされ、ニュースにもでかでかと取り上げられた後。

結局「報連相」に落ち着くのだから、先人の言葉は重いです。

 

3.定まらないコンセプトに、ユーザーもサイト内迷子

 「結局、何を投稿したらいいの?」

 疑問が宙に浮いたまま放置されて数日。

メディア掲載によってせっかく集まった多くの貴重なユーザーも、

何を投稿していいのか分からなくなり、コンテンツである投稿数は伸び悩みました。

 コンセプト定義をしっかりする。

伝えたいことをしっかり決める。

土台はキチンと構築してから広げないと、豚に真珠状態です。

 

4.メディアによって【離脱率】も【拡散力】も違う…?増えないリピーターに高い離脱率に悪戦苦闘。 

 有難いことに全部で5つの記事、2つのまとめを作成して頂きました。(2014年8月25日現在)

(掲載一覧はこちら▶:【掲載まとめ】メシマズ.netが沢山とりあげられました!! - メシマズブログ )

 

そこから拡散されたメディアは膨大な数となりましたが、大きく分けて2つの波がありました。

①他メディアへ広く拡散されたものの一過性があった記事(拡散力高・離脱率高・親和性低)

②他メディアへの拡散は減少したものの、安定した流入があった記事(拡散力低・離脱率低・親和性高)

 

私達の目標は7月の最終週に10.000PVだったので、

初めにより多くの人にリーチしてリピーターを増やす必要がありました。

しかし、①のメディアでは離脱率が高くリピーターを獲得には向きませんでした。

その他様々なメディアで記事にして頂きましたが、流入はメディアによって差がありました。

リリースを送るメディアを親和性の高いメディアに絞って、

使う時間を絞り

自分たちの使える時間内で最大のパフォーマンス発揮するということを意識する必要がありました。

 

5.ステマをしちゃいけません!ステマと思われて怒られた話

 NAVERまとめを作ったら、流入増えるかな?

そんな軽い気持ちでIDを取得し、まとめを作成。

 

――――――――――――1時間後――――――――――――

 

…あれ?丹精込めて作ったまとめが1時間で削除されました。

 

なるほど、自分で自分をまとめちゃいけないのか。

 

時間の無駄ですね。

利用規約は最初にきちんと確認しましょう・・・。

(※ユーザーが作成してくれたまとめは生きているようです)

 

6.トラブル発生!実働出来るのは開発者ただ1人

 サーバーが落ちてしまってアタフタ。

荒らしが現れてアタフタ。

報告は出来るけど、実際に動かせるのが開発者1人のみなので結果1人に頼りきってしまいました。

7.初めての開発!挑戦してみる価値、もっとあったじゃん

  開発者は1人きりで、それは営業職で入社した男性。

技術力不足から他の2人からの機能追加の提案をいくつか断っていた彼。

しかし、調べてみると割とすぐに実装できることを実感。

経験不足は罪だと悟る。断らないで、まずはやってみるべきだったと反省。

 

8.目標に対しての開発が出来てなかった

 目標達成の為に動くとしたら、どういうサイト作りをしていくべきか。

遷移出来るページは増やした。けれど、もっと貪欲になれたはず。

多くのクリックを取得していた「Readmore」ボタンでPVが増えない造りは正直痛かった。

弄れるところは、貪欲に弄っていかないといけない。

 

9.当初、感じた違和感をシェアしてなかった 

 ここでまた報連相!ここでも結局、報連相

「あれ?なんだかMTGで挙がった話に違和感を覚えるぞ・・・?」

運営上で感じた違和感は早めにシェアしなければ行き違ったままになります。

(((このアイテム、さっさと設置したほうがよくない?でも、担当分野じゃないしなぁ…)))

(((あと、これいらなくない?でもせっかく作ってくれたしなぁ…)))

 

そんなもの、考えている時間が無駄で非効率だと気付きました。

途中から私達は頻繁にシェアしていったものの、ちょっとした違和感はそのままにしていました。

結局気付くのが遅くなって、目標達成に貢献出来なかったことも多くありました。

良いアイディアや違和感はどんどんシェアしていきましょう。

 

10.自分たちが思っているより、世間は自分に興味ない

広告費をかけずにどこまでリーチ出来るのか?が大きな課題。

新規Webサービスを作って、興味をもってくれる人を増やしていかなければいけない。 

メディアにも取り上げられたし、盛りがっていると自負していた。

”ねえ、そろそろコンテストとかやる?”

じゃあリリースだ!「イベントをやります!」

メディアへのメール送信100件以上・・・・反応、0件

 

あ…れ……???

 

そうです。想像以上に、世間は飽きやすいし興味を持つまでのハードルは高いのです。

イベント開催に一番ノリノリだったのは間違いなく私達運営側ですね。

完全に空回りしました。

11.ボロボロのタイムスケジュール。スケジュール管理こそ、社会人への第一歩

 新卒研修の一環として、2か月間毎日日々のタイムスケジュールを全員で共有して動いていました。リリース後の「メシマズ.net」にかける時間は週3時間と決めていた為、かなり無理もありました。

その時間内でできる最高のパフォーマンスを発揮する。

 

タスクを見極めて配分時間を決める必要があったと痛感しています。



メシウマ的体験記

 

1.サービス制作・運営を0から経験

 開発・運営すべてを0から経験することで、1つのWEBサービスの流れを把握できた。

それぞれの担当分野を決めて、責任を持つ事や得意・不得意も明確化した。

 

2.コンセプトを定義し、ユーザーを導けた

 コンセプト定義後は、徐々にユーザーがサービスを理解し、こちらの意図する投稿が増えるようになりました。

ユーザーを迷子にさせない為にも、コンセプトは決める必要があることを実感しました。

そしてそのコンセプトのリーダーシップをとるのは運営側の私達であることも強く実感しました。

 

3.自分たち自身がサイト一番のヘビーユーザーになれた

 どれほど魅力的なサービスを作っても、コンテンツ不足では飽きられてしまいます。

まずは自分達が率先しなくては…!

そんな使命感も相まって、私達自身の「メシマズ写真」も投稿しました。

 

手作りしたはいいけど、残念すぎてどこにも日の目を見なかったカメラロールのご飯写真…。

まさかこんな形で人様の目に晒すことになるなんて思いもよりませんでした。

コメント欄を見て盛り上がっていると、とても嬉しくなります。

 

4.サービスに親心をもてた

  寝ても覚めてもエゴサーチ

 Google、Yahoo検索は勿論、Twitter検索もオススメです。

Twitter検索だとシェアした人の流入元が分かるので、キュレーション系メディアに掲載されたことなどもすぐ分かります。

非常にアナログではありますが、Analyticsを見るよりも詳細な拡散状況が分かります。

 

5.思ったよりすぐにメディア掲載された 

 コンテンツが良ければ必ずバズる。

どこかで聞いた台詞を思い出しました。

 若干ノリで書いたリリース文がそのまんま使われることを知りました。。。

掲載して頂いたメディア、ライター様、誠に有難うございす。

 

6.24時間ネットパトロール、メディア運営者としての自覚

  途中でbotも導入した。けれどもTwitterFacebook・ブログは全て手動。

毎朝タイムラインに新着投稿を投下し、botも追加。Facebookは1日3投稿。

機能追加とあれば自宅でも開発継続。

誰に強要されたわけでもないけど、なんだかもう、四六時中目が離せなかった。

メディア運営者としての自覚が、そうさせたのかもしれません。

 

7.認知度のUP!採用イベントで知り合った学生からメシマズで知ったと聞く

 「メシマズ.net」見てましたよ!と言われて一同大盛り上がり。

本当に、嬉しい限りです。是非投稿してください。

 

8.非公認アプリまで作られた

 ちょっと面白かったのは非公認のアプリが作られていたことです。

Android限定ですが、さらっと制作されていたときは衝撃でした。

 

9.目標達成できた!!!

 無事に目標である「7月最終週に10.000PV」を達成しました!

バンザーイ!!!!!!!

 

10.ユーザーとの濃密なコミュニケーションを経験できた

 今回、Twitterをメインにコミュニケーションをとっていました。

Twitterはライトなやり取りが出来ることから、ユーザーと濃密なコミュニケーションをとりやすかったです。ピチピチ1年目の新卒なのに、ぶりっこなおじさん扱いを受けたりと色々気苦労もありましたが、意見をダイレクトに受け取れるのでとても面白かったです。

荒らしが出た時、ユーザーからリプライで連絡が来た時なんかは震えましたね。

 

11.公開から2か月経った今も盛り上がっている 

 なんだかんだ、まだまだ投稿数も沢山あるし安定したセッションがあります。

良いサービスを作れたんだという自信につながっています。

 

12.各種SNSの利用頻度・方法が明確になった

  各SNSによって、人種の棲み分けがあると仮説を立てて広報活動をしていました。

検証結果、きちんとその通りになっていったのは気持ち良いです。

メディアの特性に合わせて、SNSは使い分けましょう。

 

13.共通の話題と達成感

「良かったな」と思うのは共通の話題と愛着です。

新卒チーム一丸となって取り組んだので自然と仲良くなりますし、各々の性格や特徴も掴むことが出来ました。

 

4月初めの、探りながら溝を深めていく工程を一気に縮められたように思います。

ニュースに取り上げられる度に盛り上がるLINEグループ、

 

みんな、達成感に満ち溢れていました。



最後に

  株式会社インターファームはインターネットメディアを運営する会社です。

 インターファームでは、共に新しいサービスに挑戦していける仲間を募集しています。インターネットを通じて、世の中に感動を与えるサービスを提供していきたい!

 

そんな志をもった方は是非ご一報ください。

私達と一緒に働きましょう!

 

(お問い合わせはこちら:recruit@interfirm.co.jp)



(※こちらの記事は、リブセンス新卒研修「新規事業で直面した38の絶望」をオマージュしております。)